2015年01月02日
想像上のお友達
娘はそろそろ四歳。
おしゃべりもだいぶ上手です。
そんな娘には「タラちゃん」というお友達がいて、ちょくちょく話にでてきます。
たとえば、
「タラちゃんはこれ食べれるんだって。おいしいっていってたよ」
「タラちゃんいまから帰るからお見送りに行ってくるね、ばいばーい」
などなど。
ちなみにタラちゃんは、ときに幼稚園児であり、ときに会社員であり、ときに小学生だったりします。
よく、ぬいぐるみをお友達に見立てて遊ぶのは聞くのですが
まったく見えないものがお友達?という点が気になり。
もしや見えないものが見えている(オカルト的な?)かと思ったので調べてみました。
その研究は100年以上前から取り組まれているようです。
「Imaginary Companion」 Imaginary=想像、架空 Companion=仲間
想像上のお友達、ということですね。
以下のような特徴があります。()内はうちの状態です。
①目に見えない人物である
(ぬいぐるみでもありません)
②名前が付けられている
(うちのはサザエさんより「タラちゃん」の名前がついています。マンガのキャラの名前がつくことも多いとか)
③他者との会話の中で話題となる
(家族がおそらく中心です。じいじ、ばあばの前でもたまに話が出ます。)
④ある一定の期限(少なくとも数ヶ月の間)存在する
(いまのところもう半年ほど一緒にいます…)
⑤直接の遊び相手となる
(「いまタラちゃんかいしゃにいってるの」「タラちゃんと○○へ行った(実際は行ったことがない)」
⑥子どもにとって実存しているかのような感じがある
(上記のようにほんとリアルな空想)
⑦目に見える客観的な基礎を持たない
(→だから見えないものが見えてるんじゃ!?と疑ったのです)
学芸大学の考察では、
(以下引用 https://ir.u-gakugei.ac.jp/bitstream/2309/95635/1/18804306_60_20.pdf#search='Imaginary+Companion')
(IC=Imaginary Companion=想像上のお友達)
① ICは視覚的イメージを有する
② ICはある一定の期限少なくとも数ヶ月の間存在する
③ ICは彼自身のパーソナリティを持っている
④ ICの所持には通常の物忘れでは説明出来ないような
健忘を伴わない
⑤ ICの所持者は自己の同一性について混乱していない
⑥ ICは所有者の行動を統制することはない
⑦ ICは臨床的に著しい苦痛,または社会的,職業的,
または他の重要な領域における機能の障害を引き起
こすものではない
⑧ ICは物質(例:乱用薬物,投薬)または一般身体疾
患(例:側頭葉てんかん)の直接的な生理学的作用
によるものでもない
⑨ ICの所有者はICが現実にいないということを意識し
ている
引用終わり
とりあえず、⑨ ICの所有者はICが現実にいないということを意識している
これがわかっただけでも成果です。
現実と空想の違いが判ってるなら、よかった~。
「想像上のお友達」をもつことはネガティブなものでないようです
ほんと、うちに座敷わらしとか、守護霊とか見えてるのかな~と不安になりました。
子どもの成長のうち、1~3割程度、このような発達過程を踏むそうです。
調査では、長子や女子が多いとか。
うちのこ、一人っ子女子なので、該当しますね~。
長子が多いっていうのは大人に囲まれてるからなのかな。
子ども同士の兄弟がいれば、空想にふけるよりも一緒に遊んじゃうイメージです。
ということは、母親の私がもっと一緒に遊ぶべきなのかもしれません。
思いもよらぬところで反省。
しかしながら、山形大学の研究では、6か月児が3歳半になった時点での追跡調査を行っていて
6 か月時点において子どもの心に対する働きかけが多い親を持つ子どもは
そうではない子どもよりも,空想の友だちを持つ可能性が高いことが示されました。
また,養育態度については,子どもの自主性を尊重する傾向が強い親の子どもは,
そうではない子どもよりも,空想の友だちを持ちやすいことも示された。とのこと。
つまり、親の子どもへの言葉がけや養育態度などが空想の友だちの生成に影響を及ぼすということらしいです。
様子見なのは変わらないのですが、このような研究がされていることを知り、とても勉強になりました。
おしゃべりもだいぶ上手です。
そんな娘には「タラちゃん」というお友達がいて、ちょくちょく話にでてきます。
たとえば、
「タラちゃんはこれ食べれるんだって。おいしいっていってたよ」
「タラちゃんいまから帰るからお見送りに行ってくるね、ばいばーい」
などなど。
ちなみにタラちゃんは、ときに幼稚園児であり、ときに会社員であり、ときに小学生だったりします。
よく、ぬいぐるみをお友達に見立てて遊ぶのは聞くのですが
まったく見えないものがお友達?という点が気になり。
もしや見えないものが見えている(オカルト的な?)かと思ったので調べてみました。
その研究は100年以上前から取り組まれているようです。
「Imaginary Companion」 Imaginary=想像、架空 Companion=仲間
想像上のお友達、ということですね。
以下のような特徴があります。()内はうちの状態です。
①目に見えない人物である
(ぬいぐるみでもありません)
②名前が付けられている
(うちのはサザエさんより「タラちゃん」の名前がついています。マンガのキャラの名前がつくことも多いとか)
③他者との会話の中で話題となる
(家族がおそらく中心です。じいじ、ばあばの前でもたまに話が出ます。)
④ある一定の期限(少なくとも数ヶ月の間)存在する
(いまのところもう半年ほど一緒にいます…)
⑤直接の遊び相手となる
(「いまタラちゃんかいしゃにいってるの」「タラちゃんと○○へ行った(実際は行ったことがない)」
⑥子どもにとって実存しているかのような感じがある
(上記のようにほんとリアルな空想)
⑦目に見える客観的な基礎を持たない
(→だから見えないものが見えてるんじゃ!?と疑ったのです)
学芸大学の考察では、
(以下引用 https://ir.u-gakugei.ac.jp/bitstream/2309/95635/1/18804306_60_20.pdf#search='Imaginary+Companion')
(IC=Imaginary Companion=想像上のお友達)
① ICは視覚的イメージを有する
② ICはある一定の期限少なくとも数ヶ月の間存在する
③ ICは彼自身のパーソナリティを持っている
④ ICの所持には通常の物忘れでは説明出来ないような
健忘を伴わない
⑤ ICの所持者は自己の同一性について混乱していない
⑥ ICは所有者の行動を統制することはない
⑦ ICは臨床的に著しい苦痛,または社会的,職業的,
または他の重要な領域における機能の障害を引き起
こすものではない
⑧ ICは物質(例:乱用薬物,投薬)または一般身体疾
患(例:側頭葉てんかん)の直接的な生理学的作用
によるものでもない
⑨ ICの所有者はICが現実にいないということを意識し
ている
引用終わり
とりあえず、⑨ ICの所有者はICが現実にいないということを意識している
これがわかっただけでも成果です。
現実と空想の違いが判ってるなら、よかった~。
「想像上のお友達」をもつことはネガティブなものでないようです
ほんと、うちに座敷わらしとか、守護霊とか見えてるのかな~と不安になりました。
子どもの成長のうち、1~3割程度、このような発達過程を踏むそうです。
調査では、長子や女子が多いとか。
うちのこ、一人っ子女子なので、該当しますね~。
長子が多いっていうのは大人に囲まれてるからなのかな。
子ども同士の兄弟がいれば、空想にふけるよりも一緒に遊んじゃうイメージです。
ということは、母親の私がもっと一緒に遊ぶべきなのかもしれません。
思いもよらぬところで反省。
しかしながら、山形大学の研究では、6か月児が3歳半になった時点での追跡調査を行っていて
6 か月時点において子どもの心に対する働きかけが多い親を持つ子どもは
そうではない子どもよりも,空想の友だちを持つ可能性が高いことが示されました。
また,養育態度については,子どもの自主性を尊重する傾向が強い親の子どもは,
そうではない子どもよりも,空想の友だちを持ちやすいことも示された。とのこと。
つまり、親の子どもへの言葉がけや養育態度などが空想の友だちの生成に影響を及ぼすということらしいです。
様子見なのは変わらないのですが、このような研究がされていることを知り、とても勉強になりました。
Posted by さーや at 00:43│Comments(0)
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